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アフリカへの道【学校生活編】

こんにちは、マイムです。
人生で初めて一人で飛行機に乗りアメリカ国内での乗り継ぎもクリア。シカゴの空港に到着しました。ピックアップをお願いしてあったのはそこからバスで30分ほどのローカル空港。大都市シカゴで、はじめてのおつかいさながら不安げにバスを探す日本人。乗って一安心。そのまま寝過ごしました。そんな幕開け。
 

今回は

18ヶ月のアフリカボランティアプログラムの最初の6ヶ月間のスクールライフ。2012年8月、アメリカ合衆国ミシガン州にてプログラムを開始しました。
 
8月(August)チーム 参加者9名+リーダー(先生)
 
ブラジル人  3人
コロンビア人 2名
韓国人    2名
日本人    2名
メキシコ人  1名 (リーダー)
 
マイム
マイム
アジアと南米のミックス。災いの元。
 
ちなみに3ヶ月ごとに新チームが始動。開始から6ヶ月後にアフリカへ飛び、6ヶ月後にまた戻ってきます。つまり学校では常時、これからアフリカへ行く2チーム、アフリカから戻って来た1チームの3チームが共同生活をしています。

  日常生活

(月~金)
~8:00 朝食
8:00  モーニングコース
9:00  掃除
9:30    チーム活動
12:00  昼食
13:00  チーム活動
17:00  スポーツタイム
19:00  夕食
20:00  イブニングプログラム
21:00  チーム活動
 
日々のルーチン。雰囲気だけ感じ取ってください、朝から晩まで何かあるんだなっていう。
 

  モーニングコース

文字通り朝のお勉強。講義を聞きディスカッションをします。トピックは日によって様々。国際問題だったり環境問題だったり歴史だったり地理だったり。時にはアフリカで役立つスキルのワークショップだったりも。毎週木曜日だけはモーニングコースの代わりに全体ミーティング。小中学校でいう学活の時間です。共同生活する上でのルールを全員で話し合って決めたり、問題点を列挙して解決策を講じたり。 ※すべて英語です
 

  掃除

学校、ドミトリー、ガーデン…敷地内全てが対象。分担場所を掃除します。場所は週替わりでローテーション、日本の学校でおなじみの掃除システムです。
 

  チーム活動

説明が困難かつ膨大なので後回し。
 

  スポーツタイム

強制的にスポーツをさせられる時間です。何でもいいからスポーツをしないといけません。ホワイトボードに名前と何をするかを書かされてました。え、そこまでする?サッカー、エアロビ、サイクリング、ジョギング、ヨガ、まあ何でもいいんですけど。アフリカは体力勝負なので健康な身体を維持することは大事だよってことみたいです。
 

  イブニングプログラム

夜のプログラムです。変な意味じゃなくて。日替わり。季節にちなんだイベントだったり、歓送迎会だったり、楽器を奏でる日だったり、絵を描く日だったり、映画上映だったり、ダンスナイトだったり、キャンプファイヤーだったり、何かのワークショップだったり、国紹介だったり。企画次第、何でもあり。強制参加です。
 
いつの日かのイブニングプログラム。何をした日か謎。
 

  食事

昼食または夕食の食事当番が週に2‐3度回ってきます。2人1組で全員分(25人分くらい?)を作る。割り当てられたら食事の時間の2時間前からキッチンにこもるので、昼食担当の日は午前のチーム活動を抜けて、夕食担当の日はスポーツタイムを潰して料理。食後の洗い物、片付けまで。最低でも3-4時間は消滅。後々しわ寄せがきます。でも全員同じ条件なので何も言えない。
 
 
さて、そろそろお気づきでしょうか、誰が掃除の分担場所決めるの?誰が食事当番を回すの?誰が食材を買いに行くの?イブニングプログラムは誰が考えるの?そう、それらすべても参加者の義務、係活動です。全員が何かしらの係に所属。うまいこと組織されています。
 

  チーム活動

★課題(タスク)

★資金集め(ファンドレイジング)

2本立て。資金集めについてはそれだけでひとつ記事が書けるほどのボリュームなので次回。今回は課題編。タスクと呼ばれる提出課題についての愚痴を。
 

  課題(タスク)とは

オンラインシステムを使って行う学習です。世界の成り立ち、現代社会の仕組み、今日に至るまでの過程、政治や経済、国際問題、環境問題、健康問題、社会問題、世界にはびこる貧富の差…(もうあんまり詳細は覚えてないけど)多岐にわたる分野について知識を深めます。アフリカへ行く前にアフリカの現状がいかにしてもたらされているかを知り、自分にできることを探るためでしょう。すばらしいと思います、コンセプト自体は。
 

  方法

文献(英語)を読んだり、動画(英語)を見たり、自分で調べたりして、設問(英語)に答え、レポートを作成(英語)して提出。合格が出るまで何度でも再提出。やることは至ってシンプル。でもね、そのボリュームが。上に書いたそれぞれの大きなカテゴリーの中に小トピックがずらー。世界の成り立ちの中に10個、現代社会の仕組みで10個、国際問題で10個…みたいな感じで、量、はんぱない。それらひとつひとつに対して能動的な学習(英語)とレポート作成(英語)。ナチュラルに時間が足りません。
 
プログラム全体を通して行動単位はすべてチームです。何事もチームワーク。良いことも悪いこともチームの連帯責任。タスクにおいてもチームワークが適応され、分担可でした。

「あなたこのトピックについて調べてね、私これ調べるから」

それぞれが自分の学習したトピックについてチーム内でプレゼンテーションを行い情報をシェア。はーい、チームワークそこまでー。レポートは自力で作ってねっていう。わかるよ、うん。誰かのレポートのコピペはダメってことでしょう。うん、コピペはチームワークじゃないよね。わかるけど…
 
~それではここで現実をご覧ください~
 
マイム
マイム
自慢じゃないですが、英会話が全くできない状態でプログラムを開始しました。渡航前のやり取りはすべてメールだったので英語力に対する不安を伝えた際も、読み書きができている=あなたの英語そんなに悪くないわよ心配いらない、っていう返事でした。騙されないでほしかった。

開始後最初に割り当てられたトピックは「資本主義」でした。資本主義とは何か、そういう仕組みが出来上がるまでの過程、メリットやデメリット…、要は資本主義にまつわるあれこれを英語でプレゼンしろってさ。え。資本主義なんて日本語でも説明できないんですけど。まずは日本語で調べるところから。日本語でも難しい。それを英語で説明するとなると。おや、単語がまるでわからない。いっそのこと英語の文献を読んだ方がプレゼンには有利なのでは?と英語の文献を読む。案の定わからない。しかもプレゼンてことはパワポ(パワーポイント)でスライドを作るってこと?大学理系だったから実験についてのプレゼンは作ったことあるけど…資本主義のプレゼンなんてイメージすら湧かない。しかも英語…

もちろんグダグダでした。内容も、スライドも、英語力も。もういい歳の大人だったけれど涙が出ました。悔しさと情けなさで。自分の無力さを思い知った日。

「社会主義」「封建主義」「民主主義」「共産主義」「自由主義」「新自由主義」…略。順不同。幅広い、”~主義”のレパートリー。英語では”~リズム”。私が資本主義のグダグダなプレゼンを提供した際、チームメイトはきっと別の主義についてプレゼンしてくれたんだと思います、何も覚えてないけど。プレゼン=情報シェア。チームワークはそこまで。その後のレポート作成は個人プレー。結局全て自分で一から調べる羽目になりました。せっかくプレゼンしてくれてもプレゼンが一切理解できていないから。チームワーク意味ない。時間の無駄。(資本主義グダグダだったのでチームメイトも自分で資本主義について調べる羽目になったはずです。アイムソーリー)
 
っていうつらたんな日々再び。大学ぶり。もしこのプログラムが、「半年間はタスクだけやってればいいよ」というのであったなら、まだキャパがあったかもしれません。でもそうじゃありませんでした。タスクと資金集めと日常生活の全てが同時進行。

こうなります↓↓↓

 
例) 私の場合
8月チームに属しながら掃除係。チーム活動であるタスク(上記)と資金集め(次回のお話)をメインとして行いながら、学校全体の掃除係として掃除に関わるあれこれを全てオーガナイズする。掃除用具のメンテナンスから洗剤などの消耗品の買い出し、管理。掃除場所の分担表の作成。忙しくても日々のルーチンは避けて通れず。加えて週に数回、食事当番が回ってくる。イブニングプログラム係にイブニングプログラムの主催を頼まれればそれも。(折り紙とか寿司ナイトとか日本紹介とかしました。) 準備から運営まで。いやほんと時間が足りないからまじで(白目
 

  週末

資金集めのため募金活動に行くチームは週末不在です。残ったチームは土曜日に大掃除/学校やドミトリーのメンテナンス/農作業(ガーデンがありました)/洗車…などいわゆる雑務全般を分担して行う義務が。何もなければ日曜日は休みでしたが、休めた日曜日が半年の間に一体何回あったでしょうか。(ほぼない
 

  まとめ

どれだけ忙しい(物理的に不可能な)プログラムなのかは、体験してみないとわからないかもしれません。明らかに全員が落ちこぼれていました。優等生不在。このカリキュラムを全て完璧にこなせる人類は地球上どこにも存在しないと思います。ゆえにギブアップする人、ドロップアウトする人がごろごろいました。
 
マイム
マイム
漏れなく落ちこぼれるカリキュラムって何なんでしょう。カリキュラムを考え直すべきだろ。でも「ストレス下でいかに耐え忍び生き延びるか」が重要だったみたいです。これからアフリカに行くんだからそれくらいの精神力養っとけよ、っていう。完璧にこなすことは求められてなかったです、たぶん。
 
要領のいい人、悪い人、頑張る人、怠ける人、真面目な人、テキトーな人、英語力がある人、ない人…。加えて文化の違い、性格の不一致…。多種多様な人間が四六時中一緒にいて膨大なストレスに晒されながらチームワークを強要されるとどうなるでしょう。そう、時間が経つにつれ人間関係がギスギスしてきます。どこからともなく「不公平!」っていう気持ちが出てくるんです。怖かった、真面目に。
 
もしこれが日本のプログラムで、日本人だけで日本語で行われるものだったら体感はまた違ったと思います。言語の不自由さ、人種間、異文化間の摩擦というストレスは相当のもの。
 
マイム
マイム
「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ~」って反町隆史が歌ってましたね。そんな気持ち。ほんとポイズン。それにたとえ英語で言いたいことが運よく言えたとしても、文化が違うから理解されないとかザラ。
 
それでも一度決めたことは最後までやり遂げたい性格。何より英語を習得することも目的の一つだったので、どんなに辛くても帰ろうとは思いませんでした。逆境をバネに伸びたい気持ちしかなかったです。伸びしろしかなかったし。英語を習得したかったら英語勉強をするのではなく英語勉強するのが早いですね。(つらいけど)
 
半年間英語で苦労して、モザンビーク(公用語ポルトガル語)に行こうとは思いませんでした。そこまでドエムじゃなかったようで我ながら安心しました。今回は欲張らず英語だけでいいやということでマラウイ(公用語チェワ語/英語)を選びました。マラウイ、楽しかったです。でも、明るめなアフリカの話はもう少し先まで待ってください。その前に次回、資金調達のドロドロを聞いてほしいです。
 
マイム
マイム
ありがとうございました。

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