経験論

海外で危険な目に遭わないために大切なこと

こんにちは、マイムです。
 
とろい
 
って標準語?とかねてから思っていたので、ググってみました。
 
大辞林より

とろ-い

【形】

①にぶい。のろい。おろかである。愚鈍である。

②火などの勢いが弱い。

 
あ、ちゃんとした日本語だったんだ。
 
「あんたはとろいんだから気をつけなさいよ!」
 
生まれつきよく聞くセンテンス。主語はあんた、人間なので①の意味でしょう。聞き流してきました。
 
マイム
マイム
右から来たものを左に受け流すの歌とかいう歌をムーディーに歌っていた芸人けっこう好きでした。闇営業で謹慎になったけど。いいこと言ってたのにね。流すって最強のスキル。
大人になってもよく聞くことには変わりなく。親がそう言うってことはそうなのかなあと半信半疑で生きてきましたが、色々経てようやく確信を持つに至りました。
 
私はとろい。
 
 

今回は

海外で得た負の経験について。「私はとろい」の裏付けとなる出来事を紹介していきます。自ずと海外旅行保険がどれだけ大事かという教訓にも繋がります。
 

  身近に潜む負の事象

問)海外で遭遇しがちな負の事象を列挙せよ。
 
強盗、窃盗、スリ、盗難、置き引き
 
いわゆる物を盗られる系。窃盗とスリの違いとか細かいことは気にしない。たぶん同じ。知らないけど。
 
テロ、誘拐、拉致、拘束、殺人
 
身柄拘束または命を狙われる系。
 
痴漢、レイプなどの性犯罪。
 
怪我、病気、事故など。
 
お気づきでしょうか。負の事象に遭遇するのはなにも海外に限った話ではなく。日本で暮らしていても十分起こり得ることばかり。よってどんな事態に直面しても「不運」で片付けることもできます。が、海外で犯罪被害者になる可能性は日本国内にいる場合よりも格段に高いということを認識しておくことは大きなアドバンテージ。
 
日本人が海外で犯罪被害に遭いやすい理由

①現地の治安がそもそも悪い

②日本人はお金持ちと認識されている

③日本が平和すぎるゆえ日本人自身に警戒心が足りない

相手国のせいにするのは簡単です。海外は危ない、悪い人がいっぱいいる、など。間違ってはいません。でも十分に警戒することで犯罪者のターゲットになることを避けることができるかもしれません。
 
かくいう私も海外で不測の事態に直面してきました。紹介していきます。
 
~犯罪編~
 
エクアドル (2010年)
レストランにて友人たちとテーブルを囲んで食事中。その雰囲気を写真に収めるためカメラを使用。それまでずっと警戒し首からストラップで下げていたのに、ストラップを外し撮影。そのまま無意識にテーブルの上に置いたのでしょう、気づいた時にはカメラは消えていました。
 
いつ盗られたのか不明。食事中の気の緩み、その隙を狙われた模様。
 
マイム
マイム
「カメラはあげる、諦める。だからお願い、中のSDカードだけ返して…」って懇願したけれどダメでした。
マレーシア (2012年)
歩道を歩きながらiPhoneで街並みを撮影していたところ、後方から二人乗りのバイクが。後部座席の男性が手を伸ばしiPhoneをひったくってそのまま進行方向へと走り去っていきました。
 
一瞬でした。何が起こったか理解するのに数秒かかり、理解した時にはバイクは遥か彼方へ。
 
ブラジル (2017年)
クレジットカードのスキミング被害。いつどこで情報を抜かれたかは不明。突然20万円の支払い請求がきて発覚。オンラインで航空券を購入した際?ホテルを予約した際?でしょうか。もちろん店頭でカードを使用した際の可能性もあります。
 
ブラジル (2018年)
バッグのひったくり。歩道を歩いていて肩掛けのバッグをバッグごと全部持って行かれました。背後から忍び寄ってきた犯人にバッグの肩紐を切られた模様。軽く引っ張られた感覚しかなく、後ろを振り返った時にはバッグと共に犯人は走り去っていました。
 
失ったのはスマホ2台、クレジット・キャッシュカード数枚、現金、身分証明、自宅・職場の鍵、生きる気力。
 
 
~事故・病気編~
 
インドネシア (2012年)
突然の高熱39℃。どうしようもなく現地の病院へ。そのまま入院。血液検査等しても異常は見つからず。1週間ほど入院して熱が下がったので退院。結局原因は謎のまま。
 
マイム
マイム
高熱でしんどいのに油ぎとぎとの病院食が毎回出て来て文化の違いってすごいなあと思いました。
ブラジル (2017年)
ナチュラルに海で溺れました。死を意識しました。現地人男性2名が沖まで助けに来てくれて生還しました。感謝しかないです。
 
病院に運ばれることもなくその場で片付いたので、派遣元の団体に報告もせず、事実がバレることもなく収束。怒られなくてよかった。もう時効。
 
ブラジル (2017-2018)
2年間の滞在中に4-5回、原因不明の高熱が出ました。黄熱病やマラリアなど重篤な感染症ではなかったのが幸い。ストレス?っていう噂も。
 
バングラデシュ (2011年)
激し目の下痢。帰国後も2週間くらい続きました。手を使って食事を取る国。手を洗った水が汚染されていたとしか考えられません。飲料水や氷は常に警戒していたので。
 
バヌアツ (2015年)
普通程度の下痢。数日で収まりました。おそらく食堂のカレーが原因。
 
マイム
マイム
海外でお腹を壊すのは一般的に珍しくもなんともないけれど、鉄の腸が自慢の私には受け入れがたい事態。後にも先にもこの2ヶ国だけです。悔しい。アフリカでは現地人同様に水道水を飲んでもびくともしなかったのに。

  犯罪被害に遭わないために

先ほど日本人が海外で犯罪被害に遭いやすい理由を挙げました。
 
①現地の治安がそもそも悪い
②日本人はお金持ちと認識されている
③日本が平和すぎるゆえ日本人自身に警戒心が足りない
 
これを踏まえてできる防衛策は
 
  • お金持ちそうにしない
  • きちんと警戒する
に尽きます。
 
日本人のオシャレはお金持ってますとアピールしているようなもの。アクセサリーやブランド品など金目の物で着飾るのは危険。カメラやスマホを見せびらかすのも言語道断。
 
実際、観光客や外国人だけでなく現地の人も同じように自国で被害に遭っています。でも彼らは身を守る術も知っているため、最初のターゲットにはなりにくかったり、狙われにくかったりします。道端でスマホを使わない、音楽を聴きながら歩かない、時間帯や通る道を選ぶ、など徹底しています。
 
一方で私は、現地人の目の前でカメラを使ってその辺に置いたり、道端でスマホを使ったりしました。自分で蒔いたタネ。どちらも日本では問題にならないこと。平和ボケした日本人が24時間常に周囲を警戒し続けるのは簡単じゃないです。時には気が緩んでしまうもの。でもそこをすかさず突いてくるのが犯罪者。
 
マイム
マイム
どこでもわりとしっかり者に見られる私ですが、犯罪者だけは私に隙があることを見抜いてくれるんですよね。本当の私を見てくれるのは犯罪者だけ説。
カードのスキミング被害は運。テロ等もある程度は運でしょう。それでも人混みを避けるなどの対策はとれます。リスクをゼロにはできなくても、被害を最小限にとどめるために貴重品を分散させて持つなども有効です。そう、私がしなかったやつ。厳密には初期の頃はしていました。でも渡航後何事もなく1年半が過ぎ、なんとなく大丈夫だろうと高を括っていたのが事実。慣れた頃が危ないというのは本当です。
 
母の言うとろさ、詰めの甘さが招いた事態。
 
日本人は海外で犯罪に遭いやすい。でも犯罪そのものの種類に関していえば、日本国内の犯罪の方がタチが悪いし理解に苦しみます。通り魔の目的は何なんでしょう。歩いているだけで赤の他人に突然切りつけられる方がよっぽど怖いです。どうがんばっても防げない。
 
一方で海外の犯罪は金目当てがほとんどです。お金がない人がお金持ちの人を見てお金が欲しいと思う、ない人がある人から奪う、その限りではない場合もあるけれど、わりとシンプル。(だからお金を奪ってもいい、と言いたいわけじゃないです。)
 

マイム
マイム
所持品を盗られたときはいつも「それを売ることで今日のご飯が食べられる人がいるんだ、いいことしたな」と思うようにしています。自分を慰めるために。だから「そのお金でご飯じゃなくてドラッグ買うんだよ…」って言うな。
 
・・・余談・・・
 
あるとき安宿の共同キッチンで旅人同士が「塩がないからあなたの塩を使わせてもらっていい?」というやり取りしているのを見て思いました。
 
「塩がないから塩を持っている人にもらう」
 
「お金がないからお金を持っている人にもらう」
 
同じ構図だと。
 
塩がないのは自分が買わなかったせい。だから謙虚に「少しくれませんか?」と尋ねることができます。でも貧困は自分の責任じゃないかもしれない。どうがんばっても下克上ができない国もある。社会の構造がそうさせている場合もある。好き好んでその国、その身分に生まれたわけじゃない、貧乏であることを選んでいるわけじゃない、働けるものなら働きたいのに、それ相応の教育も受けることができず、働く手段さえ見つけられない人も世界にはいる。そんな怒りややり場のない思いが人間を犯罪へと駆り立てることもあるんだろうと思うと、とても複雑です。
 
途上国で出くわす「物乞い」は「塩くれませんか」と正に同じ。でも物乞いに声を掛けられるとどうしていいもんかと戸惑います。塩ならなんとも思わずどうぞと差し出せるのに、お金だとどうしてそういうことになるのか。お金って何なんでしょう。
 
中には本当に怠惰が招いている貧困もあるでしょう。赤ちゃんをレンタルしてかわいそうな人を演じ情に訴えかけるビジネス物乞いも途上国にはいると聞きます。
 
正解はわかりません。余談を終わります。

  犯罪被害に遭った場合の対処法

①止める
 
カード会社に連絡してカードを止める。スマホの契約会社に連絡して回線を止める。まずは全部止めましょう。
 
マイム
マイム
カスタマーサポートの連絡先はアナログのメモで持っていた方がいいです。スマホに入れておいてもスマホが盗られたら終了なので~
②警察に届け出る
 
海外旅行保険で補償してもらうためには、現地の警察が発行する盗難被害届が必要です。現地でしか手に入らないので必ず警察に行きましょう。それがあって初めて保険会社とのやり取りが可能になります。
 
③保険会社とやり取り
 
これに関しては帰国後で大丈夫です。帰国後に書類を作成し現地で出してもらった必要書類と共に送付します。
 
ここで一つ大事なことを確認しておきます。
 
海外旅行保険に加入して日本を出国したことが前提です。加入していなければどんな目に遭っても全額自腹で一切の補償は受けられません!
 
海外旅行保険には保険会社が提供するプランを選んで加入する方法と、クレジットカードの付帯保険でカバーする方法があります。どちらでもいいです。どちらでもいいから、とりあえず保険をオンの状態にしておくことです。(どんな場合にどれだけの額が補償されるかは事前に要確認)
 
ちなみに、事故や病気で病院に行く場合、治療費を自己負担し後から保険で戻ってくる場合と、キャッシュレスで治療が受けられる場合の2パターンがあります。保険加入時に確認しておくといいです。病気の場合は診断書や明細書など、事故の場合は事故証明書など、いちいち書類が必要なので注意しましょう。
 
それから海外旅行保険に加えてもう一つ大事なこと。
 
バックアップです。
 
バックアップは本当に大切です。
 
バックアップは必ずとっておきましょう。
 
はい。バックアップ、しておきましょうね?私は毎回後悔しています、懲りずに。
 
盗難に遭うと、物を盗られたという事実に対するショック、後処理のめんどくささ、それに掛かる時間、労力、お金…加えて精神的ダメージも相当なものです。振り返って色んなことを後悔します。ああしていれば…こうしていれば…いくらでも思いつきます。しばらくはフラッシュバックもあります。その国が嫌いになったり、人間不信にも陥ります。
 
マレーシアで盗難に遭った際は街を歩くのが怖くなってホテルに引きこもりました。ブラジルで盗難に遭った際はその週末の全ての予定をキャンセルし、一緒にいた友人たち、周りの方々にも多大なる心配と迷惑を掛けました。自分だけじゃなくて周りも巻き込みます。
 
命があっただけよかった!
 
みんな言ってくれます。確かに。それはそうなんですが。でも損失も大きい。最終的に命さえあればいつかは笑い話、ネタになるのでおいしいのも事実ですが、その経験、ないに越したことはないよ?絶対に。
 
マイム
マイム
傷は時間が癒してくれます。時間しか解決してくれません。失恋と全く同じ。

今日のまとめ

★海外旅行保険は大切
 
★バックアップは大切
 
★警戒心は大切
 
以上です。
 
 
「どこで何しでかすかわかんないから傷害保険に入ってた、あんたが子供の頃。すっ飛び回って店の商品壊されたりしたらこっちがたまんないからね」
 
ってつい最近母が言ってきました。衝撃。何それ知らなかった。どんだけ注意力散漫だったんだよ。
 
というわけで、いくつになっても幼き頃からのとろさ健在。気を引き締めて生きていきたいものです。
 
とはいえ機敏にすっ飛び回っていた過去は完全なる過去。今はむしろ気だるい雰囲気を醸し出している方です。よく喋ってうるさかったとも言われるけれど今や立派なコミュ障。幼き頃にエネルギーを使い果たしたとしか思えません。
 
マイム
マイム
ありがとうございました。

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