アフリカ

マラウイで暮らす【日常生活編】

こんにちは、マイムです。
ブラジルで出会った友人が昔の写真を見て「マイム、ブラジルではエキゾチックだったけどピースボートではギャル感!」とのコメントをくれました。素顔のまま灼熱の太陽の下せっせと穴を掘るアフリカでの私を見て今度は何と表現してくれるのか楽しみです。
 

今回は

憧れの地、アフリカ大陸で暮らした半年間(2013年2-7月)のレポート、日常生活編。
 
アフリカへの派遣は3人1組でした。日本人の私、韓国人(♀)、ブラジル人(♂)でトリオを組みマラウイへ。同じ釜の飯を食い共に過ごすとはまさにこのこと。時に険悪になったりもしたけれど今となっては全てがいい思い出。アメリカにいた頃と違う。アフリカマジック?
 

  マラウイ共和国

アフリカ大陸の南東部にある内陸国。1964年にイギリスから独立。ほぼ北海道と九州を合わせた面積の国土のうち20%以上をマラウイ湖が占める。赴任時(2013年)は1636万人だった人口が現在は1862万人に増加しているそう。公用語はチェワ語と英語。その他様々な民族語も話されている。国民の80%がキリスト教徒。主な産業はたばこ、メイズ(トウモロコシ)、紅茶など。
 
産業といい観光資源といいぱっとしないのは紛れもない事実。ゆえにアフリカ旅行の定番からも外れています。知名度が低すぎて「マラウイ」でわかってもらえた試しなし。が!自然豊かな平和でのんびりとした素敵な国です!マラウイ湖きれいだし!サファリも一応あるし!断然マラウイ推し。通貨はクワチャ。かわいい響きでしょう?
 

  任地

チクワワ。ちくわみたいなチワワみたいなかわいい名前に愛着。マラウイ南部の谷底の町でした。首都リロングウェに次ぐ第2の都市ブランタイアから50kmほど南に位置する地域。山間部を車で1時間以上くねくね下ってようやく辿り着きます。ワニがいるから気を付けてねと言われるシーレ川が流れていました。
 
シーレ川と朝日もしくは夕日
マイム
マイム
チクワワは熱帯モンスーン気候らしいです。雨季と乾季があり、雨季のじめじめはひどい。現地人が「チクワワは暑いから嫌」と言うほど暑くて有名な低地。それでもやっぱり私は好きです。

  家

村の一角に配属先が一軒家を用意してくれました。(一応水洗)トイレ、(水)シャワー完備。もちろん断水すればそれらは飾りに。キッチンに(たまに黒い水が出る)水道、冷蔵庫(停電すればただの箱)。リビングには簡易的なソファ、テーブル、インテリアとしてのテレビも(アンテナがないので使用不可)。村の家にしてはグレード高めでした。
 

  交通手段

  • 徒歩
  • 自転車
  • チャリタクシー
  • ミニバス
徒歩で2‐3時間はごく普通。しかもマラウイ人どれだけ歩いても喉乾かない。外国人だけがカラカラになって瀕死になっていました。ラクダ的な身体のつくりなのでしょうか?貯水機能あり?徒歩圏内はもちろん自転車圏内でもあります。でもオフロードゆえ自転車が頻繁に壊れる。修理、壊れる、修理、壊れるの繰り返し。コスパが良くて楽ちんなのはチャリタクシー。マラウイ人との二人乗り。荷台にクッションが敷いてあれば当たり。クッションが厚めでふかふかなら尚当たり。風を切ってどこまでも漕いでくれます。エンドレスな自転車の修理に飽きてからはヘビーユーザーでした。そもそも安いのに値切ったりなんかして。
 
こちらはチャリタクシー豚さんを運ぶの巻
チクワワ外に出るときはミニバス。公共交通機関の要となる乗合バスです。トヨタのハイエースなどのいわゆるバンですが、後部座席のシートは最低4列あり、1列に4‐5人は座ります。20人くらいがすし詰めになって運ばれる乗り物です。満員になるまで出発しないし。人だけじゃなくてニワトリとか足元にいるし。コケッとか言ってます。ワイルド。ちなみに日本のお古を使っていて、○○センター、○○フーズなどと日本語で書かれたバン、業者が使っていたであろうものをそのまま使用。「ホワイト急便」と書かれたショッキングピンクのバンにマラウイ人がぎゅうぎゅうに詰め込まれているのを見た時は二度見しました。ラブワゴンとかあったらおもしろいのにな。
 
ミニバスの外観例
内部の圧迫感

  買い物

近所のマーケットで食材から日用品まで必要なものはだいたい揃います。高級品が欲しい時のみブランタイアまで。ミニバスで片道800クワチャ(2ドルほど)。最貧国と言われるマラウイでも都市部は予想以上に発展していて何でもあります。途上国だからと警戒して何でもかんでも持っていく必要はないです。むしろなきゃないでどうにかなる。人間が生きるために絶対に必要なものって実はそんなにないです。
 
食材
日用品

  食事

火起こしから。主食はシマ。お湯を沸かしてそこにメイズ(トウモロコシ)の粉をぶち込む。分量など量っていないけれどけっこうな量を入れてひたすらかき混ぜる。すると白いかたまりができます。これが主食、シマ。まずくはない。少量のおかずに大量のシマでお腹を満たすのがマラウイ流。おかずになるのは肉(トリ、ブタ、ヤギ)、卵、缶詰の魚、ソイミート(大豆で作った偽物の肉)、野菜など。本物の肉は高いので乾燥ソイミートが大活躍していました。おいしくはないけど。どんな料理もトマト、油、塩で味付け。料理のレパートリーの狭さはどこの国にも負けないと思います。ちなみに手でこねて食べます。手を使うことで料理がおいしくなるそうです。本当かよ…
 
シマとおかず。おかず多めバージョン。
 
マイム
マイム
毎日3食、3人で食事当番を回していました。掃除も分担。分担表まで作成して。自称模範的トリオ。
ちょこちょこレストランもありました。料理は家庭料理と変わりません。レストランに置いてあるメニューには料理名がずらーっと並んでいますがいつ行ってもほぼ品切れで2種類くらいしかないです。選べるのは肉の種類、主食を米にするかシマにするか、くらい。メニュー必要ないと思う。
 

  洗濯

手洗い。えーって思うじゃないですか。余裕です、マラウイなら。手洗いをする時間はいくらでもある。いい服は着ていないのでテクニックも不要。洗って干したらすぐ乾く。先進国では必要不可欠な文明の利器、洗濯機。なくても生きていけるのはそれだけゆっくり流れる時間があるからです。
 
洗濯を手伝ってくれる近所の子どもたち

  インフラ

電気、水、私たちの住む地域にはありました。不安定ではありましたが。停電はほぼ毎日。最長で3日間断水したことがありましたが、それを見越してポリバケツに水を溜めてあったのでケチケチ使って生き延びました。シャワーが使えない日は1人バケツ1杯の水で行水。足ります、髪を洗って全身を洗って余ります。大丈夫。インターネットは3Gがかろうじてありました。回線が遅かったり不安定だったりするのは仕方がない。マラウイ人も携帯電話を持っていました。もちろん全員ではありませんが。そしてちょこちょこスマホユーザーも。とはいえiPhoneもどきなど偽物がかなり出回っていたようなのでスマホ風の何かだった可能性はなきにしもあらず。

  自身に起こった変化

  性格

もともと何事もどっちでもいいしどれでもいいタイプですが更に大らかになりました。元からテキパキ動くほうではないけれど更にスローダウンしました。ゆるやかに流れる時間とプレッシャーフリーの生活、心地よすぎ。
 

  体調

変化なし。トリオの2人がお腹をこわして悶えていても私だけピンピンしてました。水道水をそのまま飲んでもびくともせず。鉄の腸が自慢です。
 

  女子力

低下。すぐに汗をかくのですっぴんが定着。日焼け止めを塗ってもどんどん焼けていく。ほんのり小麦色になったときブラジル人の友人に言われました。「いい色だね!その色はモテる!」数ヶ月後「焼けすぎ。その色は汚い」おい。”dirty(汚い)”は暴言。
 
穴を掘りました。
マイム
マイム
メイクした自分の顔に見慣れた状態で突然すっぴんでの毎日を強いられると、顔が濡れて力が出ないアンパンマンの気持ちになります。やっぱり顔は(美しくなくても)万全じゃないとパフォーマンスに影響するらしい。すぐ慣れるけど。
 

  体重

最初の数ヶ月で体重増加。炭水化物の食べすぎ。でもアフリカでは女性が太っていることは富の象徴、美の条件。
 

マラウイ人:お、太ったね~!(屈託のない笑顔で)

…おい。日本人に応用するな。褒めてないからそれ。

  ライフスタイル

夜型から朝型に。夕方停電していつ電気が戻るかわからないとなれば寝るしかないでしょう。20時から寝ていれば日が昇って明るくなる頃には嫌でも目覚めます。それゆえの早朝ランニング、エクササイズ!健康的すぎて自分がまぶしかったです。増やした体重は減らして帰国しました。
 
 
 
マラウイに滞在したのは半年間でした。物足りなさが残る最も微妙な期間だと思います。短くはないけど長くもない。ゆえに未練もあったり。小話、ネタ、掘ればまだまだたくさん出てくるのでその都度小出しにしていきたいと思います。
 

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